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2.26事件に思う。我々ももっと純粋に真剣に生きなければと。

1936年(昭和11年)2月26日、世にいう「2.26事件」が勃発しました。
最近ではもう忘れられつつある日本史上の大事件ですが、今日、1979年にNHKスペシャルで放映されたアーカイブをテレビで見ました。
事件の朝から数日間の当事者の肉声がレコード盤に録音されていたものをNHKが雑音を除去して聴取できるようにものでした。
なぜ録音されていたのか。電話で交信しているのを傍受したものを戒厳司令部が録音したものだったようでした。

事件は陸軍の若手将校が率いる下士官など1400人余りの軍人が首相官邸などに立てこもり政府要人を殺害した叛乱事件です。
若手将校は皇道派として天皇陛下の側に立って、統帥権などと法的根拠のない権限をタテに政権や軍を牛耳っている要人を襲ったものでした。青年将校にすれば天皇陛下が自分たちの気持ちを理解してくれるものと思っていたのかもしれませんが、天皇は、天皇の軍隊に逆らう者は国賊として厳重に処罰するように命じました。

このあたりから青年将校の直属の上官が部下の叛乱兵士に投降するよう説得する生々しい肉声が流されました。兵士の側はもう引くに引けない情況で、心中、すごい葛藤があったのが伝わってきます。
結局、投降するのですが、叛乱を率いた将校は処刑されるという悲しい結末が待っていました。

この事件の数年前、1929年世界恐慌が起こり日本も非常に暗く悲惨な経済状態でした。青年将校の出身は貧しい家庭であったため、彼らは農民や労働者の悲惨さに共感していたようです。一方、政府や軍の幹部などは豊かな暮らしをしている、なんで俺たちはという義憤が根底にあったともいわれています。

私はたまたま2月生まれで小さい時からこの時期がくると父親などから「2.26事件」を耳にすることが少なくなかったのです。それが私の心の中に刷り込まれたのか、私は叛乱を率いた青年将校の苦しいまでのそして愛おしいまでの純粋さに共感していました。
今日、たまたま久しぶりに事件当事者の肉声を聴いて感慨深いものがありました。

私はすでにシルバー世代の人間ですが、寺島実郎さんが岩波新書『シルバーデモクラシー』で我々世代の覚悟と責任を訴えておられるように、のんびり漫然と暮らすのではなく、もっと純粋に真剣にこの世をいきていかねばならないと考えさせられました。
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プロフィール

畠山 奉勝

Author:畠山 奉勝
1944年生まれ。電機メーカー定年後、大阪労働局監督課で指導員を担当。全国に先駆けて大学生・高校生などを対象にした若者労働法教育のレールを敷く。

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