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トランプ氏は雇用を失って苦しむアメリカ人の期待に応えた。これこそ政治だ。

朝日新聞記者の金成隆一さんの近著・岩波新書「ルポ トランプ王国」を読み始めました。

アメリカ国民は大方の予想に反してなぜトランプ氏を大統領に選出したのか、それは東部のニューヨークやワシントン、また西海岸のロサンジェルスやサンフランシスコなどで取材してもみえてこない。つまり、五大湖のそば、オハイオ州周辺の「ラストベルト(Rust Belt, 錆びついた工業地帯)」で取材することがトランプ氏勝利の核心に迫ることができるというものです。

金成氏はラストベルトの労働者の声を丹念に集めている。
昔はれっきとしたアメリカの中流の労働者、製鉄業はじめ製造業で潤った街で何不自由なく将来の不安も感じることなく暮らしていた人々。しかし、1990年代から海外から安い鉄などが流入するようになり、企業は次々と閉鎖廃業、労働者は解雇され街は錆びれていった。このような労働者、つまりかつては分厚い中間層を形成していた人々が仕事もなく将来への不安を募らせていったわけです。
彼らの多くは元々は民主党を支持していたのですが、今回は雪崩をうって気共和党にクロスオーバーしていったのです。

ダイナーやバー、あるいは自宅で取材された人々が異口同音に語るのは「雇用」です。人間、仕事がなければ人生は真っ暗だという辛い気持ちを語っています。かつては繁栄していた街から誇り高き製鉄会社などが姿を消し、小売店と飲食店しかない街になってしまった、これは世界のどの国や地域にも起こっていることです。こうしたラストベルトの労働者に雇用の場を増やすとアピールしたトランプ氏をラストベルトなどのアメリカ人が支持したのは自然の流れなのでしょうね。

国民に「良質な雇用」の場を確保する、そこでは働きやすい環境をつくってあげる、みんなが労働に喜びと生きがいを感じる、これが政治の原点なのだと改めて痛感しました。
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プロフィール

畠山 奉勝

Author:畠山 奉勝
1944年生まれ。電機メーカー定年後、大阪労働局監督課で指導員を担当。全国に先駆けて大学生・高校生などを対象にした若者労働法教育のレールを敷く。

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