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2013年回顧・・・安倍政権「もっと働け」、古賀連合「現場のことは知らん」。これじゃあ労働者はたまんねえよ!

一応人並みに今年一年、外野席から労働界を眺めた回顧を認めます。

一年というスパンで振り返ると、2013年の労働界を取り巻く特徴として、私は二つの流れをあげたいと思います。一つは安倍政権の右寄りの姿勢を基盤にした強権的行動であり、もう一つは古賀「連合」の日和見とさらに進展した無力化です。

アベノミクスとやらで金儲け最優先の一部の人々からもてはやされているけど、日銀に圧力をかけて異次元の金融緩和をやらせただけのことではないか。第2の矢も第3の矢も放たれず本質的な成長戦略は何も打ち出してはいないではないか。あれだけの悲惨な原発事故にも懲りず逆に推進しようとしているし、自民党の族議員がのさばる基盤を温存している。改革、改革といいながら、旧態依然たる有様。産業競争力会議などで「規制緩和」をめざし、労働社会にとっては、使用者にとっての規制緩和イコール労働者イジメの増大である。

日本の労働者が長時間労働に苦しんでいてワークライフバランスもへったくれもない現状から目をそらせ、逆にもっと働けと「特区」まで考えようとする。日本には労契法で「客観的合理性を欠き社会通念上相当と認められない解雇は無効」とする国際基準の格調高い精神があるにも拘わらず、日本には裁判で争う土壌がないことにつけこんで不当な解雇が当たり前のように蔓延している「解雇天国」であるのに、逆に「解雇特区」などという構想が持ち上がってくる。安倍政権は使用者優遇であり、労働者の利益を踏みにじろうとする政権だと云わざるを得ません。

二番目の流れ。古賀「連合」の無力さ。年始から朝日新聞が「追出し部屋」を取り上げたが、その後、厚労省は世間の批判をかわすために形だけの聞き取りを行い、労働組合はといえば「そのような事実は確認できなかった」。労働基準法第○○条違反ではないから問題がないというわけではないですよ。リーディングカンパニーとして、人間として、許されるべきなのかどうかをきちっとチェックしなければならないのです。そんな権限は行政にはないというのであれば、そんな労働行政機関は要らない。正義感あふれる一部の監督官を除き、多くの監督官は他人事でぬくぬくと日々を過ごしている。税金の無駄使いにすぎません。労働者を守るために経営者に詰め寄り改善を交渉できない労組なら要らない。労働組合費を食いつぶす組合費泥棒と言っても過言ではありません。あいつらはそのカネでナイトクラブなどで呑んでいるのだ。今や、行政も労働組合も使用者を守るために存在しているのです。

政権は政労使会議で使用者に対してベースアップを求め、使用者側も応じる姿勢を見せていますが、使用者は労働組合を気遣ってのことではなくて、政権の目顔を見てのことです。使用者は政権と駆け引きし交渉しているのが実情ではないでしょうか。労組は口では政権が介入し過ぎだと言っていますが、内心、ホッとしているのではと私は見ています。労組には自分たちの力で経営者から賃上げを勝ち取る闘争心も気力も使命感もとっくにないのです。

このように、政権からは「もっと働け」、「がたがた言うやつはクビになるぞ」と言わんばかりの態度を見せられ、労働組合からは「現場のことはわからない」と逃げられ、労働者にとっては、年末賞与のわずかな増加以外に、この一年何もいいことはなかったと考えるのは私の根性がひん曲がっているからでしょうか。
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プロフィール

畠山 奉勝

Author:畠山 奉勝
1944年生まれ。電機メーカー定年後、大阪労働局監督課で指導員を担当。全国に先駆けて大学生・高校生などを対象にした若者労働法教育のレールを敷く。

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